月別アーカイブ:2019年12月
Q 6. 男性でもHPVワクチンを接種することができるのか?
A. 男性でもHPVワクチンを接種できます。 HPVには、子宮頸がんや陰茎がん、咽頭がんを発生させるハイリスクHPVと、尖圭コンジローマを発生させるローリスクHPVがあります。サーバリックス®はハイリスクHPVの予防、ガーダシル®はハイリスクHPVとローリスクHPVの両方の予防ができます。日本では、自費診療になりますが、男性でも予防接種することは可能で、実際に男性有名人の方々が予防接種しています。接種は性感染症のクリニックで実施している場合が多く、接種希望の際はクリニックへ問い合わせてから行くのが良いと思 ...
Q 5. なぜ、クラミジアが不妊症の原因になる?
A. クラミジアは免疫が成立しにくいからです。 クラミジアは免疫が成立しにくい細菌のため、炎症反応が軽微で、痛みや熱などの症状が生じにくく、気づかないうちに進行します。女性は腟→子宮→卵管→腹腔内とつながっており、男性は尿道→前立腺→精嚢→精管→精巣上体→精巣につながっているために、治療が遅れると奥の方へ進行し、卵子の通り道である卵管や、精子の通り道である精管に炎症を起こし、管が閉塞するためです。
Q 4. 淋病治療後の症状消失~完治までの期間は?
A. 治療後、症状消失まで3~4日、完治までは10日~2週間程度 一般的に、淋病の診断後、治療はロセフィン®の点滴投与を1回実施します。治療後、3~4日で症状の消失を実感し、完全に淋菌が体外に排泄されるまでに10日~2週間程度はかかります。したがって、再検査は10日以降を勧めます。しかしながら、症状が消失しない場合、再検査で陽性の場合は、ロセフィン耐性淋菌の可能性があります。最近、この薬剤耐性淋菌が問題になっていますので、その場合は、違う抗菌薬の追加投与が必要になります。
鹿児島の銭湯 みょうばんの湯
先日、学会で鹿児島県鹿児島市に行った際に立ち寄った温泉です。 実はSTD Dr. Yoshiは鹿児島に居住していたことがあり、鹿児島の温泉には少し詳しいのです。 鹿児島県は、言わずと知れた活火山「桜島」があり、北部には九州でも屈指の「霧島温泉郷」があります。こういうわけで鹿児島県は、いたるところで良質の温泉が湧いています。 鹿児島市内から見た桜島 さらに、鹿児島市は県庁所在地としては日本一温泉銭湯が多いところです。500円以下の料金で入れる銭湯が市内には約70か所ほどあり、源泉数も270以上ととても多く、 ...