A. 性病ではない可能性が高いですが、実際に診察をしてみないとわかりません。
女性の外陰部にできるできもので一番多いものは毛嚢炎です。外陰部の毛を剃ったり、抜いたりした後にできやすく、毛穴に一致して盛り上がり押すと痛みがあり、やがて先端が白くなって排膿します。顔にできるニキビに似た感じのできものです。これは性感染症ではなく、毛穴にできた細かな傷に、皮膚の表面にいる雑菌が入って炎症を起こすことで生じます。排膿すれば自然に治り、相手にうつすことはありません。
一方、外陰部にできるできもののうち性感染症が関係あるものは、小さな水疱がいくつもできて痛みがある場合は、性器ヘルペスの可能性があります。また、潰瘍のような傷であまり痛みやかゆみを伴わないできものは梅毒の可能性があります。トゲトゲした感じのできものは尖圭コンジローマの可能性があります。
実際に視診をしないとわからない場合もありますので、性感染症の専門医の診察をお勧めします。