A. 効果については変わりありません。
現在、新型コロナウィルスのパンデミックのため、海外からの輸入品は届きにくい状況にあります。この影響で、海外から個人輸入していたピルが届かなくなり困っているとの相談をよく受けるようになりました。「今まで外国製の低用量ピルを服用していたが、今回から日本製のものに変更しても差し支えないか?」「外国製と日本製で何が違うのか?」という質問が多いです。私はピル推進派ですので、外国製であっても日本製であっても、日本の女性たちにもっと低用量ピルを使用していただきたいと思っています。
さて、本題ですが、外国製でも日本製でも、同じ商品名のピルであれば、ピルの主成分である卵胞ホルモンと黄体ホルモンの含有量は変わりありません。違うのは、パッケージと添加物くらいです。添加物とは、薬を錠剤にするために固める成分や、錠剤に色付けしている色素の原料などの違いです。したがって、同じ商品名の低用量ピルであれば、外国製から日本製に変更しても問題はありません。