先日、学会で鹿児島県鹿児島市に行った際に立ち寄った温泉です。
実はSTD Dr. Yoshiは鹿児島に居住していたことがあり、鹿児島の温泉には少し詳しいのです。
鹿児島県は、言わずと知れた活火山「桜島」があり、北部には九州でも屈指の「霧島温泉郷」があります。こういうわけで鹿児島県は、いたるところで良質の温泉が湧いています。
さらに、鹿児島市は県庁所在地としては日本一温泉銭湯が多いところです。500円以下の料金で入れる銭湯が市内には約70か所ほどあり、源泉数も270以上ととても多く、掘れば温泉といった感じでしょうか。しかも、70か所ある銭湯の泉質がそれぞれに特徴があるので、手ぬぐい片手に銭湯巡りをするのは、 温泉好きなら、たまらない楽しみでもあります。
今回は学会で座長をするという重責を仰せつかり、1泊の予定で行ってまいりました。
宿泊は、鹿児島中央駅近くで九州新幹線が部屋から見え、かつ、銭湯の近くのホテルを狙って予約しました!学会と温泉とどちらが目的?という感じですが、学会できちんとお仕事とお勉強した後に入る銭湯はまた格別でございました!
今回入ってきたのは、鹿児島中央駅近くの「みょうばんの湯」です。
この銭湯は、2017年12月にリニューアルした銭湯です。2019年11月の時点では、まだ新しさが残っていました。
実はこの「みょうばんの湯」は、元は「みょうばん温泉」として 昭和26年開業の「駅前温泉」として地元の人や旅行者に大変好評だった 歴史ある温泉だったのですが、その歴史がある分、老朽化も進んで廃業してしまいました。しかし、「みょうばん温泉」の常連客の一人だった新たなオーナーが、 泉質が良く復活を望む声に応え、リニューアル改装されて「みょうばんの湯」として生まれ変わったとのことです。
私も、以前の「みょうばん温泉」時代によく入りに行っていましたが、本当に泉質が良く、無色透明でつるつるとして肌触りが滑らかで、まさに「みょうばん」という化粧水を塗ったような(塗ったことありませんが・・・) 湯上りの肌の感覚もスベスベになります。
こんな素晴らしい温泉が、鹿児島中央駅から徒歩で行けるところにあるので、 地元の方のみならず、旅行者の方でも行かなきゃ損って感じです。もちろん、源泉かけ流しです!
学会が終わって軽く夕食を食べた後の21時ごろ、ホテルから徒歩3分のところにある「みょうばんの湯」へ、いざ出陣!
街中なので、温泉街の風情や温泉の匂いというものは感じられませんが、大通り沿いの新しいモダンな建物で、看板とのれんに「みょうばんの湯」と書かれているので、見つけやすいと思います。
料金は大人390円、中高生300円、小学生150円、幼児80円で入れちゃうんです!私は、まさに手ぶらで行きましたので、フェイスタオルを300円で購入しましたが、タオル持参なら総額500円で湯上りに瓶牛乳まで飲めちゃいます(笑)
靴をシューズロッカーに入れて、その鍵と脱衣場のロッカーの鍵を交換するシステムです。
脱衣場は広く、腰掛もあり、湯上りに少し休憩できるようになっています。
素っ裸になって、さあ、いざ浴場へ!
浴槽は、段差のある3連鎖型で、一番めの浴槽に熱々の源泉が惜しみなくドバドバと流れ込んで、あふれたお湯が2番めの浴槽に流れ込んで、そして2番めの浴槽からあふれたお湯が最後の3番めの浴槽に流れ込むという・・・これぞまさしく、源泉かけ流し!のありさまです。
源泉が直に流れ込んでいる一番めの浴槽の湯温は、かなり熱いので常連の方なら入れますが、熱いのが苦手な方は3番めか2番めの浴槽に入るのをお勧めします。私も、久しぶりに入ったので、3番めの浴槽の湯温で丁度よかったです。このように、3つの浴槽でお湯の熱さが違うので、好みの温度の浴槽につかることができます。
洗い場は、壁に沿って コの字型に設置されています。以前は、お湯と水のカランが別々にありましたが、一体型で適温のお湯が一つの蛇口から出るように新しくなり、また、鏡の上にシャワーが付いていますので、髪を洗うのにも便利です。ただし、旅行者にとってちょっと不利なのは、備え付けのシャンプーとボディーソープがないことですが、入り口の自販機で購入できます。
そして、ここには家族湯があります。家族湯とは、家族のような何人かの単位で温泉に入れる貸し切り湯のことです。私は一人で行きましたので家族湯には入りませんでしたが、もちろん、家族でなくても恋人や友人と一緒に入ることもできます。ホームページによると、60分の時間制限で予約制のようです。料金は平日と土日祝日で異なるようですのでご注意を。
でも、ここの泉質は本当に極上で、洗い流してしまうのはもったいなくらいですので、私は、温泉にじっくり浸かって身体を洗わずに出ました。翌日、自宅のお風呂に入ったときに肌がツルっとして、温泉の成分が肌に残っているのを感じました。
みょうばんの湯ホームページ
https://www.facebook.com/myoubannoyu/
というわけで、鹿児島、特に鹿児島市内に行くなら、絶対に銭湯に入ってみてくださいね。