A. 寝不足、ストレス、体調不良時に再発しやすくなります。
性器ヘルペスは、ヘルペスウィルスが性器に感染することによって生じます。初めて感染すると2週間以内に初発症状を生じます。発熱や全身の倦怠感とともに、足の付け根のリンパ節が腫れて、外陰部に水疱ができ、破れると潰瘍を形成し激しい痛みを生じます。尿が潰瘍に当たると痛いので、トイレに行くのも嫌になるほどです。水疱や潰瘍のある場所にウィルスがたくさんいますので、病変が擦れると相手の皮膚や粘膜の細かい傷にウィルスが侵入し感染します。感染したウィルスは、知覚神経を這うようにして所属の神経節までたどり着き潜伏します。そして、寝不足やストレス、体調不良による自身の免疫力が低下したときにウィルスが増殖して皮膚の方に移動して、皮膚や粘膜に症状を呈し再発をします。再発時は初発時に比べて症状が軽いことが多いので、軽い症状のときにパートナーへうつしてしまうこともよくあります。一度性器ヘルペスになった方はコンドームを使用するようにしましょう。また、潜伏しているウィルスの量を減らし、性器ヘルペスの再発を抑える再発抑制療法があります。