A. 性器淋感染者の10~30%に咽頭からも淋菌が検出されます。
性器の淋菌をうつされた相手とオーラルセックスがあった場合は、咽頭にも淋菌が感染している可能性は濃厚だと思って良いと思います。
咽頭へ淋菌が感染しても、のどの症状は乏しいか、無症状のことが多いので、検査が実施されないことも多くあり、実数はもっと多いと考えられます。
ちなみに、オーラルセックスは、日本語で口腔性交と言いますが、売春防止法でいう「性交」の定義には当てはまらないため、処罰の対象にはなりません。そのため、不特定の相手の性器を口を使ってする口腔性交で対価を得るような売春行為が増えており、淋菌が咽頭感染していても、無症状保菌の方によって感染が広められてしまっている可能性が考えられます。