A. カンジダ、トリコモナス、細菌性腟炎、子宮頸がん、子宮体癌の検査は判定が困難になりますので、経血の多い日は検査精度が落ちます。クラミジア、淋菌の迅速検査も精度が落ちます。
経血が一番多い日を除けば、月経の始まり、終わりかけでも、ほとんどの検査が可能です。
血液を採取して調べる検査(梅毒、HIV、クラミジア抗体、ヘルペス抗体、HIV抗原抗体、B型肝炎、C型肝炎、成人T細胞性白血病などの検査)は、生理に関係なくできます。
おりものを採取して調べる検査のうち、ヒトの眼で確認を行う検査(カンジダ、トリコモナス、細菌性腟炎、子宮頸がん、子宮体癌の検査)は、経血中の赤血球が多いと確認しづらくなるので、判定不能となるときがあります。
おりもの採取の検査(クラミジア、淋菌、マイコプラズマ・ウレアプラズマ、トリコモナス核酸同定)は、感度の高い遺伝子検査なので、生理中でも大丈夫ですが、即日結果が判明するクラミジアと淋菌の迅速検査は、精度が落ちるため、偽陰性の可能性が高くなるので注意が必要です。