A. HIVに感染しやすくなります。
では、どうしてHIVに感染しやすくなるのでしょう?
HIVは、HIV感染者の血液や精液に含まれており、これらが直接身体の中に入れば感染する可能性があります。
クラミジア、淋菌、梅毒、性器ヘルペス、マイコプラズマ・ウレアプラズマ・トリコモナスなどが、性器に感染すると、膣や子宮頸部に炎症が起こります。炎症が進むと、不正出血や、かゆみ、性器の痛みを生じます。この症状は、これらの菌やウイルスによって、粘膜が破壊されることによって生じます。
女性では膣や子宮の粘膜に、男性では亀頭部や尿道の粘膜に、破壊されてできたミクロな傷にHIVが侵入すると感染します。
このため、性感染症にかかった際には、早く粘膜を修復させるためにも、早期診断早期治療が大変重要になります。
また、性行為の途中からではなく、最初から最後までコンドームを使用することが、性感染症予防の有効な手段になります。