A. ほとんどの抗生剤や鎮痛剤を併用しても大丈夫です。
ただし、リファンピシンという結核の治療薬とHIV治療薬の一部は、ピルの効果を減弱することが分かっています。これらのお薬は結核やHIVにならなければ処方されないので気にしなくて大丈夫です。風邪や性感染症の治療で処方される抗生剤は、ピルの効果に影響を及ぼしませんので併用可能です。
鎮痛薬のアセトアミノフェン(カロナールなど)は、ピルの効果を増強し、反対にアセトアミノフェンの効果を減弱させる可能性がありますが併用可能です。その他の非ステロイド系鎮痛薬(ロキソニン、イブプロフェン、ボルタレンなど)も、ピルの効果に影響は無く併用可能です。
抗生剤や鎮痛剤とピルは併用可能であることがガイドラインにも明記されていますが、とあるクリニックのホームページでは「ピルは抗生剤と服用すると効果が薄れる」という間違った情報を出していたり、ドクターの中にも間違った知識で診療している方もいますのでご注意ください。