実は私、国内株式投資をしています。まだ始めたばかりで偉そうなことは何も言えませんが、いま、いくつかの会社の株式を保有していて、その中でぐんぐんと成長している銘柄があります。表題にも上げましたが、㈱エムスリーという会社です。この会社は、医師向けに医療に関する情報を提供している「m3.com」というサイトを運営している会社で、そのほかに製薬会社のマーケティング、M&Aなどをしています。
私も職業柄、この「m3.com」を使うことが多く、大変お世話になっていて、一番身近にあってよく知っていたので、この会社の株を買っていました。お世話になっているという言い方は、あまり相応しくなくて、自分の会社に行ってきたと言った方が合っているのかもしれません。
というのも、会社法では「株主=その企業の社員」なので、社員として会社に行ってきたと言っても間違いではないのですね。では、そこで働いている人は何なのか?というと、自分の会社の株を持っていなければ単なる従業員ということになります。
一般の方にはあまり知られていないこの㈱エムスリーですが、必要な情報はネットで探す時代になり、「仕事をしていく上で、一番使う頻度が高いインターネットサイトはどこか?」という医師へのアンケートでは、m3.comなどの医師向けのサイトが1番で圧倒的に多く、その次が、GoogleやYahoo!といった一般の検索サイトになっているほど、医師のあいだでは、m3.comは浸透しています。
●エムスリー株式会社ホームページhttps://corporate.m3.com/
さて、過日この㈱エムスリーで行われたセミナーに行ってきましたので、レポートをしたいと思います。
会社の所在地は、東京都港区赤坂1丁目とありますが、最寄り駅は、銀座線・丸ノ内線の赤坂見附駅でも、千代田線の赤坂駅でもなく、溜池山王駅というところです。港区赤坂と名前のつくところはとても広範囲なのですが、この赤坂1丁目はちょっと辺鄙なところで、溜池山王駅ができるまではバスか徒歩でしか行くことができない、都会の真ん中にある孤島のようなところでした。しかし、赤坂アークヒルズやANAインターコンチネンタルホテル東京といったランドマークや、溜池山王駅ができてだいぶ交通の便は良くなり、にぎやかになってきました。それでも実際に駅から歩いてみると、この㈱エムスリーのある赤坂インターシティへは、溜池山王駅から地下通路を10分ほど徒歩でかかりました。ちなみに赤坂インターシティは、「赤坂インターシティ AIR」という姉妹ビルではなく、道路を挟んで反対側にあります。また、あとで述べますが、国の重要機関が近くにあるので警察車両や警察官の方が監視している地域です。
時間に余裕をもって行ってきましたので、赤坂インタシティAIRで時間調整です。入り口のイルミネーションがきれいでした。
さて、時間調整も済み、㈱エムスリーの入っている赤坂インターシティへGo!
入り口は意外と物々しい感じで、身分証明書を提示して書類に署名して警備員さんから入館証をもらって入ります。
このゲートに入館証をかざすと、ゲートが開いて中に入れます。駅の自動改札のようですね。エレベーターで10階に上がると、㈱エムスリーの受付があります。
受付には会社の顔となるきれいな受付嬢さんがいらっしゃるのかな・・・とワクワクしながら行ってみましたが、なんと無人!!
最近の会社はこういう形態が多いのでしょうか?受付嬢は、あの黒電話です。受話器を取って用のある部署に電話すると、その部署の代理受付嬢が「入り口の待合の椅子に座ってお待ちください」と教えてくれました。
受付嬢がいないのでその分の人件費削減にはなっていますが、無人受付はなんだか味気ない気もしました。
そして、待つこと数分で、待合室の扉から先ほどの代理受付嬢の方が現れて、セミナー会場へ案内してくれました。
セミナー会場は、なんと待合室のすぐ隣!でしたので、会社の中の様子は全く分かりませんでした。
それでも、移動の際にちらっと見えたのは、いくつも同じような会議室があるようで、このフロアーは会議室用で、従業員は別のフロアーか奥の方で仕事をしているのかなと思いました。
2時間くらいでセミナーは終了して入館証に従業員の方のサインを頂き、1階のゲートで入館証をかざして退出です。入館証は警備員さんに渡してビルを出ます。
帰りは、溜池山王駅まで行くのも遠いし他の最寄り駅まで歩いても大差ないと思い、虎ノ門方面へ進んでいったところ、国の重要機関の手前で警察官に呼び止められ、ここから先は通行禁止で迂回するよう指示されて敢え無く遠回りして虎ノ門駅へ着きました。国の重要機関とはアメリカ大使館のことで、大使館の前の歩道を歩くことは禁止のようでした。
ということで、㈱エムスリーは、東証一部上場企業ながら一般の方にはあまり知られていなかったようで、今年の10月に日経225銘柄に採用されてやっと認知されるようになったのかな?と思います。日本にとどまらずグローバルに医療情報関係の事業を展開していて、M&Aも積極的に展開しており、今のところ非の打ちどころのない成長会社の印象ですね。