Q69. セックスの後、のどに違和感があります。性病の可能性はありますか?
A. 咽頭クラミジア、咽頭淋病、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、ヘルペス、梅毒、HIVが考えられます。 性行為の多様化によって、オーラルセックス(フェラチオ、クンニリングスなど)で性感染症の原因になる菌やウィルスが、咽頭や、扁桃腺に感染することがあります。しかし、それが風邪の流行時期であれば、溶連菌やインフルエンザウィルスなどの風邪による上気道炎、扁桃炎ということも考えられます。 ただし、「性行為の後から」ということを考えると、性行為によってうつった咽頭の性感染症の可能性も考えられます。 一般的に、淋菌は ...
Q27. 口にできるヘルペスが性器に感染することはありますか?
A. 感染します。 口にできるヘルペスはヒトヘルペスウィルス1型(HSV-1)で、性器にできるヘルペスはヒトヘルペスウィルス2型(HSV-2)と言われることが多かったのですが、現在はこのようにはっきりと分けられることはありません。近年、オーラルセックスによってHSV-1がパートナーの性器に感染する例が増加しています。
Q18. 梅毒とHIV感染は関係がありますか?
A. HIVと梅毒は他のSTDよりも高い確率で感染します。 HIVの感染経路は、梅毒と同様に皮膚や粘膜の細かい傷から感染します。また、症状から見ても、梅毒は皮膚や粘膜に傷を作る病気で、この傷からHIVが感染しやすくなります。性器ヘルペスも同様に皮膚や粘膜に傷を作りますので、梅毒、性器ヘルペス、HIVの3つ性感染症は関連が高く混合感染を生じやすいです。HIV感染の確率は、HIV陽性の人との性器同士の性行為で、100回~1000回に1回の確率で感染すると言われていますが、皮膚や粘膜に傷ができやすい肛門性交や道 ...
Q15. コンドームを使用したオーラルセックスで感染を防げる病気は?
A. 淋病・クラミジア・ウレアプラズマ・マイコプラズマは予防できる可能性があります。 最初からコンドームを装着すれば、淋病・クラミジア・ウレアプラズマ・マイコプラズマは予防できる可能性があります。ヘルペスと梅毒は皮膚同士や粘膜同士の接触でも感染しますので、コンドームをしていても安全とは言えません。
Q14. オーラルセックスで感染する可能性のある性感染症は?
A. 淋病・クラミジア・梅毒・ヘルペス・ウレアプラズマ・マイコプラズマです。 代表的なものを列挙しました。オーラルセックス(口腔性交)とは、相手の性器を舐めたり舌を使って愛撫をしたりすることです(書いていて恥ずかしくなりますが・・・)。 オーラルセックスで問題なのは、「性器にいる病原体がオーラルセックスにより口腔内に感染する」ことと、「口腔内にいる病原体が性器に感染する」という2つの経路があるということです。 実際に、性行為の多様化、デリバリーヘルスなどの性産業の利用増加により、咽頭への感染が増加していま ...
Q 3. 性感染症の潜伏期間を知りたい。
A. 菌やウィルスの種類により潜伏期間が異なります。 潜伏期間とは、病原体に感染してから身体に症状が出るまでの期間のことです。ここでは代表的な性感染症について示します。 クラミジア:3日間淋病:3日間ヘルペス:2~10日間梅毒:1か月トリコモナス感染症:3日~3週間カンジダ:2~7日間尖圭コンジローマ:3週間~8か月 潜伏期間に幅があるのは、その時の体調(免疫状態)により症状が早く出たり、遅く出たりするためです。
日本でいま一番流行っている性感染症は?
こんにちは! STD Dr, Yoshiです。 STDはSexual Transmitted Diseaseの略で、性感染症という意味です。 急に寒くなってきましたね・・・ 体調を崩さぬように夜は温かくして、睡眠をよく取るようにしてくださいね。 本日の記事は、日本でいま一番流行っている性感染症は何かについてです。 目次 1. 日本における性感染症の現状 現在で最も多い性感染症は? 2. 過去20年間における性感染症の推移 増加傾向にある性感染症は? 減少傾向にある性感染症は? 3. 今後の日本における性 ...