Q21. ウレアプラズマ、マイコプラズマは性感染症ですか?
A. 性行為によって感染するため性感染症です。 日本ではあまり馴染みが薄いですが、諸外国では性感染症(STI)として認知されています。性行為によってパートナーに感染します。症状は乏しいですが、膀胱炎や尿道炎のような排尿時の違和感を感じる方もいらっしゃいます。通常の膀胱炎の治療では治りにくく、膀胱炎を繰り返す場合の原因菌であることも多いです。また、不妊症や流産・早産の原因の一つとしても考えられています。
Q 5. なぜ、クラミジアが不妊症の原因になる?
A. クラミジアは免疫が成立しにくいからです。 クラミジアは免疫が成立しにくい細菌のため、炎症反応が軽微で、痛みや熱などの症状が生じにくく、気づかないうちに進行します。女性は腟→子宮→卵管→腹腔内とつながっており、男性は尿道→前立腺→精嚢→精管→精巣上体→精巣につながっているために、治療が遅れると奥の方へ進行し、卵子の通り道である卵管や、精子の通り道である精管に炎症を起こし、管が閉塞するためです。