Q80. ヘルペス感染が心配で抗体検査をしましたが、結果の意味が良くわかりません。
ヘルペス感染症には、1型ヘルペスウィルス(HSV-1)と2型ヘルペスウィルス(HSV-2)による感染の2種類があります。HSV-1は、顔面の三叉神経節に潜伏感染し、口唇ヘルペスとして再発症状を繰り返します。HSV-2は腰仙髄神経節に潜伏感染し、外陰部の水疱、潰瘍などの症状をくり返します。 ヘルペスウィルスの検査には、血液検査で調べる抗体の検査と、病変部位からの抗原の検査があります。 今回はヘルペスウィルス抗体の検査について解説します。 ①HSV-1に対する抗体の検査 ②HSV-2に対する抗体の検査 ③ヘル ...
Q27. 口にできるヘルペスが性器に感染することはありますか?
A. 感染します。 口にできるヘルペスはヒトヘルペスウィルス1型(HSV-1)で、性器にできるヘルペスはヒトヘルペスウィルス2型(HSV-2)と言われることが多かったのですが、現在はこのようにはっきりと分けられることはありません。近年、オーラルセックスによってHSV-1がパートナーの性器に感染する例が増加しています。
Q 8. ヘルペスに感染しても症状が出ないこともありますか?
A. 外陰ヘルペスと口唇ヘルペスで感染時の症状の有無に差があります。 ヘルペスウィルス(HSV)は、HSV-1とHSV-2の2種類あります。HSV-1は口唇ヘルペス、HSV-2は外陰ヘルペスの原因ウィルスと考えられていました。しかし、近年、オーラルセックスによりHSV-1が陰部に感染する例が増えています。初感染の場合、外陰部に小さな水疱や潰瘍ができ、非常に痛いのが特徴です。その他、発熱やソケイ部のリンパ節の腫脹・疼痛、腰痛などを生じます。一方の口唇ヘルペスでは、初感染時に90%の人は症状がありません。スト ...