Q44. 淋菌とクラミジア同時感染の割合は?
A. 淋菌とクラミジアの同時感染は40%程度あると言われています。 淋菌とクラミジアが同時感染した場合、男性は排尿時痛とあまり粘り気の無い膿が出ます。女性の場合は臭いとおりものの量が増え、時に腹痛がありますが、症状だけでは判断できないので、淋菌とクラミジアの両方の検査をすることをお勧めします。同時感染の場合、淋菌の方が症状が強く進行が速いので、結果が判明するまでは、まず淋病の治療(点滴)を優先し、次にクラミジアの治療(内服)をするのが良いとされています。
Q16. 性器に性感染症の菌がいると口腔内にもいる可能性がある?
A. 性器と口腔内の同時感染は起こります。 性器に淋菌をもっている人の10~30%、性器にクラミジアを持っている人の10~20%に口腔内にもこれらの菌が認められると報告されています。 性器にいる菌が口腔内に広がるということではなく、 性行為の際に、性器同士の接触とオーラルセックスを同時に行うとなる可能性があります。特に、このような性行為は若い世代で7割以上で行われていると言われています。オーラルセックスの際にコンドームを使用するのは2割程度という調査結果があります。