Q60. 尖圭コンジローマの検査はどんな検査ですか?
A. 患部を直接見る診察(視診)によって診断します。 尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス6型、11型(HPV-6、11)の感染によって発症することが分かっています。しかし、HPVに感染しても、自己の免疫によってほとんどの人はHPVを排除します。HPV-6,11の検査をして陽性であっても、尖圭コンジローマを発症する可能性は低いので心配いりません。したがって、HPV-6,11の検査をする意味はあまりないと考えます。それよりも、外陰部になにかできものができた場合は、産婦人科、泌尿器科、性感染症科を受診し ...
Q22. 尖圭コンジローマの人と性行為があり、感染が心配です。
A. 尖圭コンジローマの人との性行為により、3人に2人の割合でHPVが感染すると言われています。 尖圭コンジローマは、HPVというウィルスがパートナーに感染すると生じます。尖圭コンジローマと診断がついた人との性行為により、そのパートナーの3人に2人の割合でHPVを感染させてしまうという報告もあります。ウィルスの感染から3週間~8か月(平均2.8か月)でイボが生じると言われていますが、HPVに感染しても尖圭コンジローマになる人の割合は3%程度と言われており、ほとんどの方はHPVに感染しても自己の免疫力で排除 ...
Q17. 亀頭の周囲に小さなブツブツがありますが、性病でしょうか?
A. 真珠様小丘疹の可能性があります。 真珠様小丘疹は、男性では亀頭の冠状溝付近にできる乳頭状のイボです。女性にも小陰唇から腟の入り口付近にできます。尖圭コンジローマと似ているため専門家による判断が必要です。真珠様小丘疹は、身体の正常な変化であり性感染症ではありません。よって、セックスによるパートナーへの感染の心配はありませんし治療の必要もありません。しかし、美容的な観点から治療することも可能です。
Q 6. 男性でもHPVワクチンを接種することができるのか?
A. 男性でもHPVワクチンを接種できます。 HPVには、子宮頸がんや陰茎がん、咽頭がんを発生させるハイリスクHPVと、尖圭コンジローマを発生させるローリスクHPVがあります。サーバリックス®はハイリスクHPVの予防、ガーダシル®はハイリスクHPVとローリスクHPVの両方の予防ができます。日本では、自費診療になりますが、男性でも予防接種することは可能で、実際に男性有名人の方々が予防接種しています。接種は性感染症のクリニックで実施している場合が多く、接種希望の際はクリニックへ問い合わせてから行くのが良いと思 ...