Q33. 性病の治療薬を相手にバレずに飲ませる方法はありますか?
A. 残念ながらありません。 この質問をされたときはびっくりしましたが、相手にバレることを恐れて止むを得ずの質問だと理解しました。その方は、風俗関係のお仕事をしている方でしたが、パートナーにはそのことを告げていないということでした。しかし、パートナーにも感染している可能性が高いため、どうやって薬を飲ませたら良いかということを、真剣に考えている様子でした。お薬はたいてい苦いので、周りにコーティングを施して錠剤にしていることが多く、私はそのようにして薬を飲んだことがないので想像でお話しすると、例えば錠剤を砕い ...
Q12. イソジンのうがい薬で性病を治せますか?
A. いいえ、治せません・・・が、感染を予防できる可能性はあります。 これもよくある質問です。イソジン(ポピドンヨード)の主成分のヨウ素には酸化作用があり、これが殺菌力の正体です。うがい薬であるイソジン水溶液はこのヨウ素を水に溶かして7%にしたもので、うがいをするときにさらに数十倍にまで薄めますので、実際に使用する際のヨウ素の量は少ない状態です。そして、水分が蒸発してヨウ素だけになった状態(遊離ヨウ素)のときに殺菌力が増強しますので、すでに性病に感染した状態では、イソジンだけで菌を撃退することはできません ...
Q10. カンジダで市販の腟錠を使っても良くならないです・・・
A. 市販のカンジダ用の腟錠で良くならなければ、違う原因が考えられます。 「外陰部のかゆみ=カンジダ外陰腟炎」と思われがちですが、実は痒みの原因は様々あります。近年はドラッグストアで手軽に腟カンジダ用の腟錠が買えるようになりました。病院へ行かなくても自分で治せるようになったので、それ自体は良いことだと思います。ただ、痒みの原因がカンジダであれば良くなりますが、原因がカンジダではない場合は効き目はありません。初発の場合は、婦人科あるいは性感染症科への受診をお勧めします。再発の場合で市販のカンジダ腟錠を4日以 ...
Q 9. 性病治療後の再検査は受ける必要がありますか?
A. 受ける必要があります。 性感染症が判明し、治療実施後の再検査は受ける必要があります。症状が無くなった時点で治ったと思われる方が多いのですが、それは活動している菌の量が減っただけで、治っていません。再検査を受ける目安は、クラミジア・淋菌感染症ともに治療開始から2週間以降が適しています。性感染症になってしまった場合は、きちんと治療を受け、治癒の確認まですることをお勧めします。
Q 4. 淋病治療後の症状消失~完治までの期間は?
A. 治療後、症状消失まで3~4日、完治までは10日~2週間程度 一般的に、淋病の診断後、治療はロセフィン®の点滴投与を1回実施します。治療後、3~4日で症状の消失を実感し、完全に淋菌が体外に排泄されるまでに10日~2週間程度はかかります。したがって、再検査は10日以降を勧めます。しかしながら、症状が消失しない場合、再検査で陽性の場合は、ロセフィン耐性淋菌の可能性があります。最近、この薬剤耐性淋菌が問題になっていますので、その場合は、違う抗菌薬の追加投与が必要になります。