Q35. HIV感染症とエイズの違いは何ですか?
A. HIV感染によって免疫力が低下し、通常はかからないような病気にかかる状態をエイズと言います。 HIV感染症とは、ヒト免疫不全ウィルス(HIV)が体内の免疫細胞を壊し、細菌やウィルス、真菌に対する抵抗力が下がっていく病気です。免疫力が下がりすぎると、通常ではかからないような病気にかかり(日和見感染)、それをきっかけに死に至ります。この状態をエイズと言います(後天性免疫不全症候群)。正確には、HIVに感染している患者さんが、エイズ指標疾患(23種類の疾患)のうちの一つでもかかっていることが認められた場合 ...