こんにちは!
前回は、鹿児島の温泉銭湯を紹介しましたが、本日は東京の銭湯をご紹介します!
ところで、東京都に銭湯はいくつあると思いますか?
平成30年のデータでは、銭湯の数は東京都全体では544件、23区では491件となっています。これは、平成20年の東京都全体の銭湯数879件から減少しています。たしかに、自分の家にお風呂があれば、わざわざ銭湯に行かなくてもいいわけですし、温泉ならまだしもわざわざ銭湯に入りに行かなくても・・・と、銭湯離れが進むのも納得です。しかし、やっぱり大きなお風呂に入りたい!泡がボコボコ出ているお風呂に浸かりたい!なんて、私は思っちゃうのです。そして、調べてみると東京にも温泉銭湯があるのです。
先日、渋谷のとあるジムで大量の汗をかいて帰宅途中に、以前から気になっていた渋谷区の銭湯、さかえ湯に行ってきました!
場所は、渋谷駅から恵比寿駅に向かう途中で、山手線に乗っていると進行方向左側に渋谷の清掃工場が見えますが、さかえ湯はその清掃工場の裏のあたりにあります。渋谷から明治通りで来ると並木橋の交差点を右に曲がって八幡通りには行かずに、その脇の細い道を進んで、並木橋の児童遊園地のところを左に折れて、八幡通りの下のトンネルを潜り抜けたところに急に現れます(笑)
周りはおしゃれなお店が立ち並んでいますが、そこだけ時が止まったようなどこか昭和でレトロな佇まいで、ちょっと入りづらい雰囲気も少しあったり・・・気になるけど入りづらいなーというのが第一印象ですね。例えると、何か気になるけど、中に入ったら常連さんがワイワイしてそうなBarのような感じですかね。
というわけで、今回は意を決して「えいっ!」と突撃です(笑)
マンションの一階?半地下状態になったところに銭湯の入り口はあります。入り口前には洗濯機があり、コインランドリーも兼ねているようです。
入り口は一か所ですが、中で男女に分かれて下駄箱があります。今では珍しい木製の鍵です。随所にレトロな雰囲気が漂います。
脱衣場の扉を開けると右側すぐに番頭さん(女性)がいて、その場所からは男湯と女湯が見渡せるようになっているのかな?と想像できるような位置に座られています。まさに私が小さい頃に実家の近くで入った銭湯の作りで、入ってすぐの番頭さんに入浴料金470円を支払います。下駄箱の木製の鍵は、そこに預けずに自分で持っていて良いとのことでした。
残念ながら脱衣場から先は撮影禁止なので、写真が無くてごめんなさい。 脱衣場には、30個ほどのロッカーがあり、そこに手荷物や脱いだ服を入れます。ロッカーはちょっと小さいかな?と思いました。荷物が多いときは服まで入れるとパンパンになっちゃいそうです。
では、素っ裸になって、いざ浴場へGO!
先客3名が湯浴みをされていました。驚くことに皆さん若いです。その3人は仲間ではなく、それぞれ個人で来ているような感じでした。と、他人観察はそこまでにしておいて・・・身体にかけ湯をして、しっかり汗を流して浴槽へ。
浴槽は2つあります。写真右の浴槽は、座ると腰のあたりにジェット水流が当たるくらいで丁度良い深さです。温度は42度くらいです。一方、左の浴槽は下から気泡が出ているタイプで、右の浴槽よりは少し水温高めの43度で、水深はやや深めで、お尻を下につけて座ると顔まで潜っちゃう感じです。二つとも同じくらいの大きさの浴槽で、一つの浴槽に4,5人同時に入るといっぱいな感じでしょうか。
ジムにはシャワーがあるのですが、冬の寒い日にはお風呂に浸かりたい派なので、大きなお風呂に浸かるとリラックスできます。
また、脱衣場には貸し出し用のシャンプーとボディーソープがあり、洗い場までもっていくスタイル。私は、きっとこれは常連の人が銭湯に置いているものだと思っていたのですが、のちに先客が「さかえ湯」とマジックで書かれたシャンプーボトルを使っているのを見て貸し出し用だとわかりました。また、50円で貸しタオルもあるようなので、ほんとに手ぶらで行って、ひとっ風呂浴びて帰ることができるんですね。そして、東京都浴場組合のホームページによると、なんと薪でお湯を沸かしている熱めのお湯が自慢とのこと!どこまでレトロなのかとびっくりです。
さかえ湯 渋谷区公式サイト:https://www.city.shibuya.tokyo.jp/bunka/spot/shisetsu/public_bath_00004.html
ちなみに、同じ渋谷区笹塚に漢字の「栄湯」がありますが、栄湯は温泉で、渋谷区東の「さかえ湯」とは違います。
おしゃれな街・渋谷にほど近いところにある、そこだけ昭和にタイムスリップしたような印象の銭湯でした 。
また銭湯レポートしていきまーす。